2016年11月16日水曜日

Revit Families Shop のオープン


Revit (BIM)ユーザーの皆様、これから始める方へ!


これまで、Revitの実例ブログではなかなか解説できなかったRevitのより詳細な情報をユーザーの皆様に公開し、Revit(BIM)がより普及することを願って、Revit Families Shop として開設する運びとなりました。

Webサイトの運営のため、有償となっておりますが、ご理解、ご利用の程よろしくお願い申し上げます。
弊社は、よりプロフェッショナルなファミリ群・テンプレート等を、企画・基本・実施設計から施工分野まで幅広く利用できるファミリを数多く順次アップしてまいります。​ 初歩的なファミリ作成をマスターすれば、独自のファミリのカスタマイズが容易となり、自社のデータ蓄積に繋がります。Webサイトは下記から!

http://shop.planning-people.com/


 ファミリの作成で悩んだり長時間費やしたりで、ついつい今までのCADで作業をおこなってしまうなどよく耳にします。BIMを立ち上げたいと思いつつも、現状のCAD から離れられないユーザーは意外と多いようです。

 Revit は高機能・多機能ですが初めの取り組み方が重要です。カテゴリ・パラメータなど多様な設定をおこなえば機能がアップしますが、総合的な使い方を網羅した上でのコーディネートが必要となります。
設計現場においては、一からファミリを作成し、プロジェクトで即使用するのは、スケジュール的に無理があります。また、経験からですが、むやみに作成したファミリは、後に使い回しが難しくなります。このような問題を打開するために、下記のような基本方針でファミリを作成いたします。


ファミリ作成の基本方針について


 ・まずはすぐに使用できること
 ・設計のオペレーションに添った設定とすること
 ・使いながら、カスタマイズができるようになること
 ・カスタマイズが容易におこなえ、それを基本に増殖できること
 ・ファミリ資産として残るファミリ設定とすること
 ・ファミリのカテゴリごとに、その特徴を掴み、威力のあるファミリとすること


まずは、木製建具ファミリをアップしましたので、ご覧ください。

これから、数多くのファミリを順次アップしてまいります。

1、木製建具ドアファミリの構成


 下記は、木製開きドアのファミリ構成表です。

 ・A-1~B-8までの、標準の扉形式で分類
 ・枠形状が1型、2型、3型
 ・取手形状が、13種類
 ・沓摺形状が、3種類で分類され、沓摺無しを設定
 ・ガラリは、鋼製がらりと木製ガラリ別で設定
 ・オプションタイプとして、B-2-7、B-3-7、B-5-8、B-6-8、のファミリが設定されています。
 ・各部の寸法は、パラメータにより変更ができますので、自由に設定しタイプを作成することができます。

ファミリは、扉タイプをベースとして、枠形状3タイプとガラリの組合せで構成しております。

そのファミリタイプとして、取手形状、沓摺形状をそれぞれのタイプの中で選択し組合せできるように設定されております。
こうすることで基本パターンから、ユーザーは多くの組合せタイプを作成することができます。







2、枠形状、ガラリ、沓摺の設定とプロジェクトの表示設定


2-1、片開きドア




2-2、親子開きドア




2-3、両開きドア





3、取手形状

4、A-1~B-6の基本オペレーション

ガラス、ガラリそれぞれの端明きを変更するとそれぞれの両端の端明きが等しくなり、自動的にそれぞれのWが決定されるファミリです。扉幅が変更されたときに形状が自動的に決まりますので、スピーディなオペレーションが可能です。
各部の寸法やマテリアルは、パラメータにより変更可能で、好きなように設定することができます。(マテリアルは設定されている以外はユーザー設定です)
タイプの編集で、タイプを複製し、パラメータ値(数値)を変更します。また、取手、沓摺はそれぞれのタイプ欄で選択し変更するだけなので、いたって簡単にカスタマイズすることが可能です。
将来、扉パネルや取手等を増やしたい場合などに供え、ネストされたファミリをカスタマイズすることにより、自社独自のファミリを構築することが可能です。
(カスタマイズに当たっては、中級レベルのオペレーションが必要です。)

平面図の表示設定は、詳細と標準・簡略の2通りです。

断面図の表示設定は、詳細と標準と簡略の3通りです。


5、B-7、B-8、B-2-7、B-3-7、B-5-8、B-6-8の鋼製ガラリ付・木製ガラリ付の基本オペレーション


ガラス・ガラリそれぞれの端明き、W、H(パラメータ)を変更する方法で、自由に形状を決めることができるファミリです。扉幅、高さの範囲で寸法を決める必要があります。

また、各部の寸法やマテリアルは、パラメータにより変更可能で、好きなように設定することができます。(マテリアルは設定されている以外はユーザー設定です)タイプの編集で、タイプを複製し、パラメータ値(数値)を変更します。また、取手、沓摺はそれぞれのタイプ欄で選択し変更するだけなので、いたって簡単にカスタマイズすることが可能です。
将来、扉パネルや取手等を増やしたい場合などに供え、ネストされたファミリをカスタマイズすることにより、自社独自のファミリを構築することが可能です。
(カスタマイズに当たっては、中級レベルのオペレーションが必要です。)

平面図の表示設定は、詳細と標準・簡略の2通りです。


断面図の表示設定は、詳細と標準と簡略の3通りです。


6、ファミリ製品の構成


※ご注意:Revit ver.2015以上対応


 それぞれのファミリ製品には下記のファイルが含まれます。

 (枠形状の3タイプで1組セットです)
  1、木製開きドア-1型・・・.rfa(22タイプ事前設定済み)
  2、木製開きドア-2型・・・.rfa(22タイプ事前設定済み)
  3、木製開きドア-3型・・・.rfa(22タイプ事前設定済み)
  4、扉・取手・沓摺・注釈記号のそれぞれのファミリ
  5、木製開きドア-2型・・・.rvt(参考プロジェクト)
   ・建具番号入力用集計表(各パラメータ・室名~室名表示)
   ・建具番号・タイプ・サイズ別集計表(各パラメータ・室名~室名表示)
   ・建具表タグファミリ(標準タイプ)
   ・建具符号タグファミリ
   ・REXJ/建具表機能に準拠し、識別情報を自動作成
  6、解説書


7、参照プロジェクト

製品をロードしたら参照プロジェクトファイルが用意されています。
添付ファイルのRevitプロジェクトファイルを開きます。

システムファイルは【挿入-ファミリをロード】ではロードできませんので、この参照プロジェクトから、必要なシステムファミリをコピーします。
手順は下記の通りです。

 1、参照プロジェクトのプロジェクトブラウザで目的のシステムファミリや集計表を選択し、右クリックし/
   クリップボードにコピーします。
 2、作成するプロジェクトで、修正/貼り付け/クリップボードから貼り付け/・・・で貼り付けし、
   プロジェクトで使えるようになります。


8、集計表へ建具配置の部屋名表示

 集計表では、建具ファミリが配置された部屋名が反映されます。基準は、扉の開き側とその反対側で集計されます。計画時には、建具表を作成しなくても集計表で管理できますので大変便利な機能です。

9、REXJ/建具表への準拠

 ファミリに設定された製品情報のパラメータ(識別情報)が、建具表タグで自動集計されます。
ファミリの識別情報を修正すると、建具表へ反映されます。
但し、REXJ/建具表の機能は、取付場所(部屋名)、建具の数量の自動表示はサポートされません。

10、ファミリタイプの編集とパラメータの設定

10-1、マテリアルと寸法のパラメータ設定

各ファミリのパラメータはグレー表示されているヶ所以外は変更可能です。但し、数値の制限はかけていませんので、適正な数値を入力する必要があります。(単位違いなどによる数値によりエラーとなりますが、キャンセルで戻ります)
これにより、独自のファミリタイプを作成し簡単にカスタマイズすることが可能です。
マテリアルは、この製品では基本的なマテリアルのみサポートされています。カスタマイズする場合は、Revitのマテリアルを使用することをお勧めします。
よくある現象として、マテリアルはタイルで繰り返されるため、継ぎ目が表示されることがあります。自身で写した写真やクロスメーカーからダウンロードしたデータはこのような現象になりえます。PhotoShopなどで編集したマテリアルを作成する必要があります。

10-2、識別情報のパラメータの設定

・扉タイプは変更不可です。カスタマイズする場合のみ、ネストするファミリを作成した上で、ファミリを挿入し、タイプを入れ替えることができます。その場合、パラメータの関連付け等、理解した上でおこなってください。

・取手タイプ、沓摺タイプは変更可能です。新規にファミリを作成し、ネストしてタイプを切り替えることもできます。

※いずれも、添付にあるネストしたファミリをフォーマットとして、名前を変えて保存し、新規のファミリを作成します。

まずは、基本オペレーションが先決です。カスタマイズに関しては、追々、理解していくことにしましょう。



参照プロジェクトのロードとファミリの挿入




複数の建具ファミリの挿入とファミリの修正と建具表作成




建具の特異なパラメータの修正と建具表作成





実際の設計プロジェクトでは、枠形状、取手形状、沓摺形状のタイプが限られると思われます。

設計に当たって、予めそれぞれの形状タイプを決定し、プロジェクトに挿入するようにしましょう。
プロジェクトに挿入後、不要なタイプを削除し、整理してから、タイプで独自にカスタマイズし、タイプを作成、整えます。計画時は建具表作成はおこなわないと思われますので、サイズや仕様を整理、作成し平面に配置し計画します。
計画時の数量のチェック等は集計表でおこなったほうが便利です。
建具修正後の建具表作成は、ビデオの通り一括して削除し作成し直したほうが早そうです。
皆さん、試してみてください。


このファミリだけでは、足りないはずですが、建具ファミリのフォーマットは、すでに完成しておりますので公開スピードは早くなります。
随時公開してまいりますので、ご利用の程、よろしくお願いいたします。



2016年8月4日木曜日

Planning People Webサイト リニュアル移設のお知らせ

この度、2016年8月1日付で、Planning People のWebサイトを移設いたしました。

BIM建築設計Webサイトとしてリニュアルいたしました。

主に、Revit その他Autodsek製品を使用した建築設計に関わる情報を掲載してまいります。

今後とも、よろしくお願いいたします。


http://www.planning-people.com/

2016年7月30日土曜日

Revit の運用について-1

建築設計・施工における Revit の運用

  要点
  1. 何ができるか?
  2. メリットは何か?
  3. Revitによるプロジェクトの進め方とデータの蓄積と目標

1-1、何ができるか?

はじめに簡単に概要を説明しますが、ここでは何ができるか判断することが重要!
BIMとは、言うまでも無く、ビルディングインフォメーションモデリングの略ですが、簡単に言えば、3Dモデルに情報を持たせたもので、実際に作るかのようなデジタル建築といえる。
※3Dモデルを分類するを、大まかに下記による。(詳細は徐々に理解すればよい!)
  1. 意匠 : 外構、床、壁、天井、屋根、階段、手摺、建具類、家具、一般モデル、その他
  2. 構造 : 柱、梁、基礎、その他
  3. MEP : 空調換気・給排水衛生設備・電気設備、その他の設備
  4. 注釈 : モデルやビュー、図面に文字を書き込むもの
※システムの構成は下記のように分類される。
  1. ビュー
  2. 製図ビュー
  3. 凡例、集計表
  4. シート
  5. ファミリ
※システムをコントロールする部分
  1. プロパティ
  2. プロジェクトブラウザ
  3. 管理
  4. その他
概要はこれだけで、後は使いながら色々な機能をマスターすれば良いが、基本的に理解いただきたいのは、ファミリです。
Revit はファミリの集まりで作られているということ!

※ファミリは3つに分類される。
  1. ファミリ : ユーザーが作成することができるもの
  2. システムファミリ : Revit が持っているファミリでユーザーは作成できないもの、但し、複製し作成することはできる。
  3. インプレイスファミリ : プロジェクトの中でのみ作成存在することができるファミリで、他のプロジェクトでは利用できないファミリ

1-2、何ができるか?

このようなシステムを使いこなしモデリングしていく訳ですが、本題の何ができるか?ということを説明していきますが、これまでの設計業務で手間のかかるものは何かと考えると、それをRevitではどうするのかと言う答えが出てくる。
  1. 毎回、同じようなことで手間がかかること
  2. 計算式等のリストは、電卓で計算して文字で書き込んでいないか?
  3. 図面中リストを配置する場合など、リストの作成と数量のカウントはどうしているか?
  4. 2,3、項は関連性が有り、いつも使用するファミリには、情報をパラメータ設定して。配置されたファミリから集計表を自動集計させ、図面(シート)に貼り付ける。
  5. ファミリには、その他の必要情報も与えます。例として、メーカー名、コスト、作成年月日、購入年月日など、集計表で集計したい項目を集計することができる。
  6. 平面図はどうでしょうか?ファミリを配置すれば、表示したい情報を決めておけば、タグ(注釈)で表示することができる。
  7. 平面プランに家具等のレイアウトをするときなどは、ファミリを並べてしまえば、表示と必要な項目の集計ができる。
  8. 改装の場合など、現調の平面、断面の情報を元に躯体図をRevitで作成します。DXFデータがあれば、ビューに貼り付けてなぞり書きしできるので、もっと簡単です。
  9. 表面の仕上は、それぞれマテリアルを設定したものを予め用意し、床、壁、天井等のシステムファミリの設定をおこない準備します。後はモデルを入力するだけです。前記したことと同様に、マテリアルタグで、その部分をヒットすれば、文字を書かなくてもマテリアルの仕上げ文字が配置できます。
  10. 寸法は極力、レイアウト後に入力します。寸法はモデルの寸法を取りたい箇所をヒットします。ファミリ作成では、強参照設定など、ヒットレベルの細かい設定も可能です。色つき表示も自由自在です。寸法はシステムファミリで複製し、事前に色つき寸法を作成します。
  11. 天井伏図も設備のファミリを整えれば、ポンポンと配置していくだけです。タグで品番を記入することもできます。照明器具もファミリですから、照度・電力などの情報も作成します。後に品番リストなど集計表でシートに配置するだけです。
  12. リノベーション建築への利用は、フェーズ機能でおこないます。既存・解体・改装と時系列に図面を作成することができます。もちろん、解体・改装図の躯体・仕上などの集計も可能で、煩雑な設計図書をわかりやすく、スピーディに処理することが可能です。
  13. 実施設計図では、表紙・タイトルは図面ファミリを作成して、物件名、設計図・竣工図、日付等、必要事項を自動作成します。図面リストも同様です。
  14. 仕上表はCAD上で文字入力しますか?これも、情報を管理すれば、プロジェクト内の仕上はパラメータの設定で管理します。
  15. 平面図では、専用部分等の面積表は部屋面積、エリア面積を利用し、集計表で表記します。天井高さ等の表記もありますが、Revitのタグを利用した表記法をカスタマイズすることも可能です。
  16. 他にもいろいろありますが、概略、以上のような事象をまとめ、プロジェクトテンプレートを作成し、それぞれのプロジェクトで共有します。また、その他色々な定義ファイルを駆使します。
ほとんどの図面は、モデルの情報から引き出し、タグを付けるということです。いわば、ファミリや管理で設定された情報さえ、きちっと入力していれば、誰がタグを付けても同じように表記されるということで、図面の整合性がとれ易いことが言えます。極力、その場しのぎの文字入力は避けるべきです。また、システムやモデルのカテゴリも重要になります。おいおい理解しなければなりません。

文字ばかりの解説なので、疲れますね。
いったん休憩し、次回に、2、メリットは何か?をアップします。
気休めに、ウォークスル動画でもアップします。




2、メリットは何か?

  1. 前記したように、整合性が高い。
  2. 同じものを何度も書く必要がない。
  3. ファミリは、同じタイプで、幅、高さ、その他必要な可変寸法はパラメータによりコントロールするので、タイプ整理がしやすく手間が省ける。
  4. 集計による材料数量集計やコスト集計が初期の段階から可能で、概算がよりシビアなコスト算出が可能となる。
  5. Revitルールを構築さえすれば、誰が書いても同じものができやすい。
  6. ファミリの蓄積で、カスタマイズが可能となり、多様な用途にも運用しやすくなる。
  7. 3Dモデルで、形状が判断しやすい。
  8. CGやウォークスルーなど、初期の段階で作成することができるので、初期のプレゼンにも利用できる。

3、Revitによるプロジェクトの進め方とデータ蓄積と目標

  1. Revit運用に際し企画・計画プレゼンから、実施設計・施工、竣工図の作業内容を把握し、最短を目指すにはどのようにするか理想をピックアップする。あくまでゴールはどこなのかが、目標設定する場合には重要です。スタートはファミリ作成から始めますが、ファミリ作成レベルをどこにするかで、スピードと運用が反比例することを考慮すること。ファミリを簡単に作ると早いが、後にカスタマイズしにくく、利用価値の低いものとやりやすい。
  2. ファミリのネーミング規約等、明確にルール作りをおこなう必要がある。
  3. これまでの作図表現方法など、慣例に固守せず、Revitのシステム上の利点を十分活用するための表現方法を積極的に導入していく。
  4. 社内で、最低一人はRevit専門の担当者を設け、自らRevitを使うこと。既存のCADとの併用は避けないと、困ったときに、既存のCADに逃げてしまう結果となり、運用が遅れる。
  5. パースはRevitでおこなうこともできる。販促用の本格的なパースは、専門家にデータを渡し委託すれば、最低の建築デティールはそのまま表現される。
  6. 詳細図に関しては、Revitファミリをアセンブリ機能で利用し、ファミリの部品をリアルにモデリングし、ファミリのネストで構築する。例えば、家具内の照明器具もネストとして配置して一体として作成する。
  7. 製図ビューによる詳細図集の構築も可能です。
  8. Revit MEP(メップと呼びます)に関して、BIMとは3Dモデリングですから、当然電気設備(照明器具・コンセント)や設備機器(空調・換気・衛生器具)等を表示させなければなりません。MEPは機器を配置して、配管を接続していく方法です。
  9. 設備の取合い等で設備工事ではない建築(内装)工事がありますが、モデリングがあると取合いの確認も可能となります。設計図に書き忘れすることはよくあることだと思いますが、これだと確認が容易になります。
  10. MEPの利用を、初めからおこなうのは、ハードルが高いと思いますが、意匠の表現程度のモデリングは意匠設計者でも十分可能です。設備設計は設備専門家との技術提携などでおこなうと良いでしょう。
  11. エネルギー解析などをおこない、MEPによる設備の解析機能も同様に利用可能です。 

設備で最低限おこなうことは、建築にでてくる設備機器類のモデリングです。
目標として、詳細図の3D化表現を目指すことは非常に有効です。詳細図といえば複雑で見にくいのが通常ですが、3D表示で見やすい詳細図とすれは、施工分野においても、現場での職人さんへの伝達も間違いが少なくなります。ぜひ、チャレンジしてはどうでしょうか。
自動化を積極的に推進します。ゴールには時間を要しますが、これまでの説明のように、目標を持って取り組むことによりレベルアップし、すごい武器を得ることになることは明らかです。後にデータ構築をやり直すのが良いのか、後々カスタマイズし使いまわしできるデータを構築するほうが良いのか?
後者のほうを選択すべきです。その運用はどのような案件にも共通したものがありますから、どんどん加速度的にレベルが上がり、さまざまな案件に利用されるでしょう。
スピードアップ、高品質、経費節減をおこない、考える余裕を目指し、レベルアップに全力で取り組みましょう。




2016年6月17日金曜日

ビュー、シートとプロジェクトブラウザ等のインターフェース部の環境設定

今回は、Revitのインターフェースにおける作業環境を整えます。

ビデオでは、わかりやすくするために、何もない建築テンプレートから、ビューとシートのコントロールを共有パラメータを使って設定します。
実務では、よく使うテンプレートもしくはプロジェクトをロードし、それから【設定-プロジェクト標準を転送】で必要な設定を丸ごと持ってきてテンプレートとして整理し作成するか、プロジェクト自体をテンプレートファイルとして保存します。
テンプレートをロードし、新規プロジェクト作成をおこなっていきます。

手順は!

1、共有パラメータを予め設定します。

詳しくは、別の機会にすることにしますが、以前にも、ラベル-【パラメータ】で同じく公開していますので参照ください。概要は下記の通りで、永年Revitを使用してみて、下記の点に留意し設定することにしました。

共有パラメータファイルは、一般建築設計や内装設計等明らかに分野が違うような分類で、新築や改装による分類はおこなわない。あまり分類しすぎないことです。

同じパラメータ名が、それぞれの共有パラメータファイルで食い違い煩雑になり、後でダブって表示されたりし、どちらのパラメータか判断できなくなる。
例えば、作成した古いファミリ内でパラメータを設定し使用したとします。何年か後に同じ目的で、違う共有パラメータファイルに、同じ名前のパラメータを作ったとき、それが同じプロジェクト内で存在することもありえます。

ユーザーが気にしないで(昔のことは忘れているのがほとんどで)、ファミリをプロジェクトにロードしたとき、Revitはそのような時、同じ名前でも、それぞれ作成時の振る舞いをおこなうようです。ユーザーは気にしないでいいわけです。それは、名前がかぶった場合の処理方法で、ユーザーにいちいちパラメータの設定を修正しなくていいようになっているのだと私は感じます。

それはそれで良いのですが、古いファミリを修正しカスタマイズした場合に、同じパラメータ名があるとそのファミリで設定したパラメータは、どのバージョンであったのか判別できませんから、間違えるとパラメータ値が返ってこなくなります。
プロジェクトのパラメータ設定の中に、同じ名前のパラメータ名が存在するなんてのは良くあることです。

そのためにも、初期段階から、それぞれのスタッフが勝手に作らない等のルール作りが必要です。
私たちは、グループ分け決めて、それぞれのグループごとにパラメータを設定していますが、修正、変更追加などは、会議をおこない責任者が処理することにしています。


2、共有パラメータで、ビューとシートのコントロールをおこなう為に下記の設定をおこないます。

①、プロジェクトパラメータ-追加で、ビュー種別-プロパティ-識別情報に設定します。
②、同様に、シート種別-プロパティ-識別情報に設定します。
③、プロジェクトブラウザ-ビューでブラウザ構成をビュー種別、シート種別それぞれ設定します。


※プロパティ-識別情報-ビュー種別もしくは、シート種別の欄で、任意の分類できる文字を入力できるようになります。それは、それぞれの命名で分類させることが出来ます。ビデオでは、新築の初歩的なケースですが、目的に合わせて分類することを意味します。分類命名は後々変更しないように、1、項のような事態に陥りますので予め十分検討のうえ決定することです。


例えば、1-意匠図、2-構造図、3-設備図、4-電気設備図などの分類!
改装工事の場合、1-作業用、2-既存、3-既存・解体、4-改装・・・などの分類!
一度、入力された文字は次回からドロップダウンリストで選択することができますので、それぞれ選択します。
プロジェクトブラウザのビューの順番が、ビュー種別ごとに並べ替えされます。シートにおいても同様です。
また、ビューまたはシートを複数選択し設定することも可能です。



下記は、小規模建築プロジェクトのテンプレートファイル用のビュー、シート、集計表、ファミリなどなど、設定した例です。上記で紹介したような要領で設定します。まだまだ、網羅しなければならない事が多いなと、感じるはずです。何度も言っておりますが、Revitは高機能、多機能でそれぞれの機能を連携するみたいなオペレーションが要求されます。一つ一つ紐解いていくしかなさそうです。
自社に合った作業環境やプロジェクト構成を構築し、テンプレートとして利用すると作業効率が格段とアップし、整合性のある設計図書を作成することが可能となります。






2016年6月15日水曜日

壁のパーツ化と数量の検証

お昼休みを利用して。
以前パーツに少しだけ触れてみましたが、パーツも下記のようなカテゴリをパーツ化することができます。
パーツは建設モデリングの機能ですが、建築モデリングと分類されているのは、詳細な部分をサポートするため、つまり、建設(施工)分野ということですかね!?


【Revitのヘルプ抜粋】
パーツは、次のような階層構造を持つ要素から生成できます。
  • 壁(重ね壁およびカーテン ウォールを除く)
  • 基礎壁
  • 床(複数のレイヤの形状の編集された床を除く)
  • 屋根
  • 天井
  • 構造スラブの基礎
  • スラブ ハンチ
  • 鼻隠し
ロードされたファミリやインプレイス ファミリの次のカテゴリからパーツを生成することもできます。
  • 構造フレーム
  • 構造柱
・・・とあります。
この前は、簡単に壁をパーツ化してみたが、具体的にはどうなるの?
まずは単純な壁をパーツ化して中身を調べてみることに・・・意外!。
1、予め用意したプロジェクトに壁を配置しています。(予めプロパティ-パーツ表示を選択する)
2、壁を選択し、フェーズ-既存を選択で既存とします。
3、一つの壁でタテにパーツ化し、フェーズで解体を選択します。
4、もう一つの壁でヨコにパーツ化し、フェーズで解体を選択ます。
5、集計表でデータを比較します。
(Revitは機能の組合せにより、複雑にオペレーションがなされます。フェーズと集計表、ビューのコントロール等については、別の機会に!・・・)



追加/
1、面で分割するケース
2、簡略集計により長方形のみサポートします。



機能的には、たぶん、壁を立面から見て分割することを前提なのでしょうか?
壁の厚みを分割することも可能です。
例えば、既存のRC造の壁をある範囲を解体撤去(ハツリ)することが出来るということです。
分割してフェーズで解体すればいいわけです。
Revitでは面積は按分された面積となっています。
壁の厚みを分割しても面積は変わりません。この結果はちょっと変ですね。
しかしながら簡単にカスタマイズ集計表で検証してみました。結果はビデオの通りです。
解体した壁の体積を算出すれば、数量が算出されますので積算に応用できます。
私たちは、改装時の設計において、これらの機能を実際に使用しております
このように、パーツとフェーズを利用した使い方も守備範囲が広がります。

余談になりますが、
環境問題について設計者の責務からグリーンビルディングを考慮することは言うまでも無く重要な問題となっています。そのような点からも、再生可能エネルギーを考慮し既存利用した設計手法にも利用することが可能です。
Revitは建物のエネルギー解析をサポートします。私たちはその分野も重要と考えており、ひと通りは使えますが、まだまだ検証が必要です。



2016年6月14日火曜日

プロファイルの作成と納まり

前回案内したプロファイルの復習になりますが、作成からロードと納まり編集までをおこないます。


プロファイルはいろんなところで利用されます。
これは、2014/中旬ごろにプロファイル等テストした階段モデリングです。
階段は複雑で、ここで説明するのは長くなりますので、参考程度としてください。
まあ、これぐらいは出来るかなというレベルでかまいません。まずはRevitを扱いまわすことが肝心です。


2016年5月27日金曜日

分割プロファイルとパーツの利用

前回は、プロファイルファミリの利用法を解説しましたが、今回は、分割プロファイルの作成とその利用法を解説いたします。
壁、床等をパーツにして分割することができますが、通常、分割/スケッチを編集で分割します。
その際に、既定値では、「なし」で分割することができます。
表面の仕上げを分割する際に有効です。
また、分割プロファイルを選択し分割することもできます。
ギャップとは、隙間の値です。
分割後は、フリップや形状ハンドルを表示にチェックや基準点別マテリアルチェックにより設定をおこなうことができます。
例えば、PC版やALC版等のジョイント形状を作成することができます。
詳しくはヘルプのパーツを参照ください。



壁のタイプ作成は、パーツで分割できますので、壁自体の仕上げを初めから設定しなくても、マテリアルをカテゴリ別のままにし、パーツ時にマテリアルを設定する方法も有効です。
特に、同じ壁面で仕上げが数種類ある場合などが当てはまります。
壁の仕上げが単体の場合は、壁タイプにマテリアルを設定したほうが、良いケースもあります。
それぞれ、集計表に集計されますので、ケースバイケースで設定するようにします。
非常に強力なので、ぜひ試してみてください。

このように、Revitの機能はそれぞれの機能の組合せが出来るなど、さまざまなケースで工夫次第でほとんどのことがサポートされています。
Revitを一度に紐解くのは、なかなか難しく、部分的な使い方の紹介になるとは思いますが、色々なケースのご紹介で繋がっていけばいいですね。